ヒメマス
ヒメマス


 本種はサケ科に属し、降海型の生活史をもつものはベニザケ、陸封型のものがヒメマスと呼ばれる。ヒメマスの国内自然分布域は北海道の阿寒湖とチミケップ湖であるが、移殖によって中部地方以北の高地の湖で繁殖している。これらの湖は貧栄養、低水温といった特徴をもっている。
 本種は春秋は湖の表層、夏冬は深層で生活し、主にミジンコやケンミジンコなどの動物性プランクトンを食べる。またユスリカの蛹や水面への落下昆虫など昆虫類を食べることもある。9-10月に湖岸や流入河川の礫底にメスが産卵床を掘り、オスと並んで産卵する。2-4年で成熟する。
 秋田県田沢湖には亜種のクニマスが分布していたが、酸性河川の導入により絶滅している。

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