オオタナゴ
オオタナゴ


 本種はコイ科タナゴ亜科に属する外来性のタナゴで、中国、ロシア沿海州、朝鮮半島、ベトナム北部などユーラシア大陸に広く分布する。本邦では霞ヶ浦および周辺水域に定着しているが、本邦へ侵入した個体の原産地が何処であるのかは明らかになっていない。大陸産のヒレイケチョウガイの導入に伴った非意図的な移殖や、ペットの廃棄放流などが侵入の原因の可能性として示唆されている。天然記念物のイタセンパラに姿形が似るが、本種は全長で最大20cmになる大型種で、名前もそれに由来する。湖沼や河川下流域、用水路などに生息する。雑食性とされるが、生態については不明な点が多い。 繁殖期は春から夏。オスの婚姻色は顕著ではなく、体色がやや暗くなるとともピンクに染まり、下腹部が黒くなる。背鰭は黒、尻鰭は白と黒に色づく。他のタナゴ類と同様にイシガイ科の淡水二枚貝に卵を産む。在来のタナゴ類との競合が懸念されており、外来生物法で「要注意外来生物」とされる。


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