ヤマメ
ヤマメ


 本種はサケ科に属し、河川生活を送るものをヤマメ、降海後のものをサクラマスとよぶ。一般的にヤマメのほうがサクラマスよりも小型である。この関係は近縁種のアマゴとサツキマスと同様である。本種の自然分布域は本州の関東以北の太平洋岸と日本海側全域、九州の一部に分布し、アマゴと分布が分かれていたが、人為的な放流により両者の分布が乱れている。
 体側中央に楕円形の比較的大きなパーマークが6-9個並ぶ。これはサケ科幼魚期の特徴である。背部から側線にかけて黒点が散らばるがアマゴと異なり朱色の小点はまったくない。川の上流などの冷水域に生息する。水の落ち込みのすぐ下、淵頭(瀬の終わりから淵の始まり)の底の方や瀬のわきで待機して、流れてくる水生昆虫や河川周囲の樹木などから落下してくる陸生昆虫を捕食する。体の大きな個体ほどエサがよく流れてくる場所をしめる。産卵期は秋であるが、北方ほど早く、それぞれの地域で紅葉の時期とほぼ一致する。

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