「大阪府自動車排出窒素酸化物及び自動車排出粒子状物質総量削減計画」(大阪府自動車NOx・PM総量削減計画)に基づき、低公害車・低排出ガス車の普及促進、自動車走行量の抑制、交通流の円滑化等の諸施策を関係機関等と連携して計画的、総合的に実施しました。また、平成17年度は計画の中間年度に当たるため、中間評価を実施し、計画の進捗状況を確認した結果、計画は順調に進行しており、目標は達成できる見込みです。ディーゼル車買替緊急融資制度(再生)
中小企業者が、自動車NOx・PM法の規制に伴うディーゼルトラック・バス等の買替えを円滑に行えるよう、購入車両を担保に、第三者保証人なしで利用できる融資制度を民間の金融機関・保証機関と共同で実施しました。(平成17年度実績266台、平成16年度からの累積472台)
物品の輸配送に低公害な自動車を使用する「グリーン配送」の取り組みを普及させるため、大阪自動車環境対策推進会議において、「大阪グリーン配送推進運動」を進めました。グリーン配送に取り組む事業者を広く募集し、その取り組みをホームページ等に掲載することで環境に配慮した輸配送の普及を図りました。平成18年3月末現在、運動に参加する「グリーン配送推進事業者」は111社となっています。
■ 総量削減計画の推進
自動車排出窒素酸化物等の総量削減に係る各種の対策を、府をはじめとする多様な主体の緊密な協力の下で総合的かつ強力に推進していくため、平成15年7月に策定した「大阪府自動車排出窒素酸化物及び自動車排出粒子状物質総量削減計画」に基づき天然ガス自動車等の低公害車の普及促進、輸送効率の向上などによる自動車走行量の抑制、交通流の円滑化等の諸施策を関係機関等と連携して実施しました。
■ 事業者の排出抑制対策の促進
自動車NOx・PM法に基づき、府内の対象地域(37市町)を使用の本拠としている自動車(軽自動車、特殊自動車、二輪を除く)を30台以上使用する事業者に対して、自動車使用管理実績報告書の提出を求め、窒素酸化物等の排出抑制を指導しました。また、事業者に対して、急発進をしないなど環境にやさしい運転であるエコドライブの普及を推進しました。
■ 低公害車等の普及促進
天然ガス自動車などの低公害車や京阪神七府県市指定低排出ガス車(LEV−7)※5の普及促進を図るため、公用車への率先導入(95台)を行ったほか、低利融資や助成制度、自動車税の軽減(グリーン税制)などを実施しました。
※5 京阪神七府県市指定低排出ガス車(LEV−7) ガソリンやLPGなどの通常の燃料を使用する自動 車のうちでも窒素酸化物や粒子状物質などの大気汚 染物の排出量の少ない自動車です。平成8年度か ら京阪神の6府県市で指定し、普及に努めています。 平成18年4月に堺市が加わり、「京阪神七府県市 指定低排出ガス車(LEV−7)」に改称しています。
図−25指定LEV-7車証

図−26低公害車普及状況(府内)

(2)交通流・交通量対策
図−27するっと交差点対策

■ 交通需要マネジメント(TDM※6)施策の推進
交通渋滞の緩和を目的に、駅へのアクセス改善強化、パークアンドライド・都市型レンタサイクルの利用促進、鉄道からバス等への乗り継ぎ利便性を高めるためのバスの行き先案内や乗り継ぎ情報を提供する大型案内板の設置など、公共交通の利用促進を図りました。また、府民への広報啓発を目的として、平成11年度から提供しているTDM情報誌「どないすんねん!大阪の渋滞」の発行や啓発イベントを実施するとともに、公共バスの利用促進を図る「バスエコファミリーキャンペーン」の実施や、TDM施策を題材に小学生が考える「交通・環境学習プログラム」による総合学習、企業と連携し自動車利用を削減する取り組みである「事業所交通マネジメントプログラム」の実施などに取組みました。
※6 TDM(交通需要マネジメント)…時間、経路、 交通手段の選択や自動車の利用方法などの交通行動 を変更することにより、都市あるいは地域レベルの 道路交通混雑を緩和する手法の体系のこと。
■ するっと交差点対策の実施
交通渋滞の緩和・解消を目指して、ボトルネックとなっている交差点に着目し、右折レーンの設置や延伸をはじめとする短期的なハード面の整備と、大阪府警による信号表示時間の調整などのソフト面の整備を一体的に行っていく即効性のある渋滞対策を実施しています。平成17年度は、府道八尾茨木線藤見・藤見東交差点など8箇所で対策を実施しました。